オールデンをどうコーデしよう?一生モノ革靴の着こなし方と選び方

オールデンをどうコーデしよう?一生モノ革靴の着こなし方と選び方

「オールデンの革靴に憧れてついに手に入れた。でも、いざ履いてみると何と合わせたらいいのか分からない…。」そんな悩みを持つ男性は決して少なくありません。

オールデン(Alden)はアメリカを代表する高級革靴ブランドで、コードバン素材や堅牢な作りが特徴。まさに“一生モノ”として、長く付き合える相棒になります。しかし、その存在感ゆえに「日常のコーデにどう取り入れればいいのか」と迷ってしまう方も多いはず。

本記事では、そんなあなたのために、オールデンに合うコーディネートの基本から、季節別・シーン別のスタイリング例、さらにはモデル別の着こなし方まで徹底解説。革靴専門店「ラストラボ」(渋谷)監修のもと、現場のプロの視点からも実用的なアドバイスを盛り込んでいます。

加えて、オールデンの正しいメンテナンス方法や、雨の日の対処法など、一足を長く楽しむための知識もご紹介。履き心地や寿命、コスパの良さに関心のある方にも役立つ内容となっています。

さらに記事の後半では、渋谷でオールデンの試着・購入ができる「ラストラボ」の特徴についても触れます。専門スタッフによるフィッティングサポートで、あなたに最適な一足を見つけるお手伝いが可能です。

この記事を読み終える頃には、きっとあなたも「オールデンでこんなコーデができるんだ」と新たな発見があるはず。一生ものの靴を、一生付き合えるスタイルへ。そんなヒントをたっぷり詰め込んでお届けします。

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オールデンとは?魅力と価値を再確認しよう

オールデンの特徴|なぜ“一生もの”と称されるのか

オールデン(Alden)は1884年にアメリカ・マサチューセッツ州で創業された老舗シューズブランド。現在でも熟練の職人によるハンドメイド生産を続けており、その品質の高さから「一生モノの靴」として世界中の革靴ファンに愛されています。

では、なぜオールデンはこれほどまでに評価されているのでしょうか?その理由をいくつかの観点から見ていきましょう。

■ 1. 世界最高級のコードバンを使用

オールデン最大の魅力の一つが、ホーウィン社製シェルコードバンを使用している点。希少かつ高額なこの素材は、独特の光沢感と弾力ある履き心地を持ち、履くほどに味が出ます。メンテナンスをしっかり行えば10年、20年と履き続けることが可能。まさに「育てる革靴」と言える存在です。

■ 2. 履き心地の良さと足に馴染む設計

オールデンはモデルごとにラスト(木型)が異なり、足型に合わせて選べるのも魅力の一つ。中でもバリーラストやモディファイドラストは、日本人の足にフィットしやすいと評判です。

また、グッドイヤーウェルト製法を採用しているため、履くほどに足になじみ、修理・ソール交換がしやすく寿命が延びます。高額に見えても、履き心地・修理可能性・耐久性という3点を考えれば非常にコスパが高いと言えるでしょう。

■ 3. 品質管理の徹底とクラフトマンシップ

オールデンの工場では、製造工程ごとに熟練の職人が厳密な検品を行っています。素材の選定から最終仕上げまで、100を超える工程を経て一足の靴が完成。機械に頼らないアナログな生産体制が、“品質低下”とは無縁のクオリティを守り続けている理由です。

■ 4. スタイルを選ばない万能なデザイン

オールデンの靴は、クラシックでありながら現代的な洗練さを併せ持ちます。スーツスタイルにも、カジュアルなジャケパンコーデにも馴染む汎用性の高さは、他の高級革靴ブランドにはない魅力。デニムやチノパンとの相性も良く、ビジネスからオフまで幅広く使えるのが強みです。

次は、「コードバンとカーフの違いと選び方」について詳しく解説していきます。ここまででオールデンの基本をしっかり理解できたかと思いますが、素材選びもコーデに大きく影響する重要なポイントです。

 

コードバンとカーフの違いと選び方

オールデンの革靴を選ぶうえで、まず大きな判断材料となるのが「素材」です。特に多くの方が悩むのが、コードバンと**カーフレザー(牛革)**のどちらを選ぶべきかという点でしょう。両者の特徴と、それぞれに向いている用途やスタイルを比較しながら、選び方のポイントを解説します。

■ コードバン|艶と耐久性で魅せる“革のダイヤモンド”

コードバンは、馬の臀部(お尻)にあるごく一部の繊維密度が高い部位から採取される、非常に希少で高級な素材です。オールデンでは、アメリカの老舗タンナー「ホーウィン社」のシェルコードバンを使用しています。

特徴:

・独特の光沢と深みのあるエイジング

・履きジワが美しく、革好きにはたまらない表情

・耐久性が高く、水分や摩擦に比較的強い

・手入れを怠ると乾燥やひび割れのリスクあり

コードバンは時間をかけて「育てていく」素材です。ツヤを出すケアが必要ですが、それを楽しめる方にはおすすめ。ビジネスにも使えますが、週に数回の着用+きちんとしたローテーションができる人に向いています。

■ カーフ|扱いやすさと柔軟性を兼ねた万能型

一方、カーフは生後6か月以内の子牛の革で、柔らかくしなやかで足馴染みが良いのが特徴です。コードバンよりも手入れが簡単で、扱いやすいため、革靴初心者や雨の多い日本の気候には非常に相性が良いです。

特徴:

・革が柔らかく、履き始めからストレスが少ない

・シンプルで上品な見た目、ビジネスにも最適

・雨にもある程度強く、毎日のローテーションに向く

・エイジングは控えめで落ち着いた表情を保つ

■ 用途とスタイルで素材を選ぼう

以下のように、用途やライフスタイルによって選ぶ素材を判断すると良いでしょう:

用途・スタイル おすすめ素材 理由
ビジネス中心/雨の日も履きたい カーフ 扱いやすく、悪天候にも比較的強いため
週末中心/趣味として履きたい コードバン エイジングを楽しめ、見た目の美しさも際立つ
革靴初心者 カーフ 履き始めから馴染みやすく、メンテも簡単
長く履いて変化を楽しみたい コードバン 時間とともに革が変化し、育てる楽しみがある

最終的には「履きたいシーン」「雨の日の扱い」「手入れへのこだわり」などを基準に、ご自身に合った素材を選ぶことが重要です。

高額でもコスパが良い?オールデンの寿命と履き心地

オールデンの価格帯は、国内正規品で10万円前後から20万円超と、決して安価ではありません。しかし、長期的に見ればその価格は十分に元が取れる“投資”とも言えるのです。その理由を「寿命」「履き心地」「修理のしやすさ」の観点から解説します。


■ 一足で10年以上?修理を前提とした構造

オールデンはグッドイヤーウェルト製法で作られています。この製法の最大の利点は、アウトソール(靴底)の張り替えが何度もできること。適切なメンテナンスをすれば、10年、20年と履き続けることが可能です。

また、アッパー(甲革)の品質が非常に高いため、ソールだけでなくアッパーのエイジングも楽しめます。傷みやすいヒールやインソールも、専門店で修理ができるため、寿命を引き延ばすことが可能です。


■ 履くほどに足になじむ快適なフィット感

新品の段階ではやや硬さを感じることもあるオールデンですが、履くごとに革が足の形に沿ってなじんでいきます。特にモディファイドラストバリーラストは日本人の足に合いやすく、長時間履いても疲れにくい構造です。

この**“履き心地の良さ”と“長期使用に耐えうる堅牢さ”の両立**こそ、オールデンが高額でもコスパが良いと評価される理由です。


■ 価格だけでなく「体験」に価値がある

オールデンを履くことは、単なるファッションではありません。「一足の革靴を育てる」「日々のケアを楽しむ」「10年後の変化を見届ける」といった所有体験そのものに価値があるのです。

これは、量販店で数年ごとに靴を買い替えるサイクルとは対極にあります。一見すると高額な買い物ですが、「丁寧に履き続けられる革靴」を一足持つことで、日常が豊かになるという精神的なコスパも得られるのです。

このように、オールデンは決して「高すぎる靴」ではなく、「長く履いてこそ価値が出る靴」。一生もののアイテムとして、あなたのワードローブに加える価値は十分にあるでしょう。

オールデン コーデの基本|失敗しにくい着こなしは?

カジュアル・ビジネス別オールデンコーデ例

オールデンは高級革靴というイメージがありますが、ビジネスだけでなくカジュアルにも自在に取り入れられる汎用性の高いブランドです。ここでは、実際にどのようなスタイルに合わせればオールデンが映えるのか、具体的なコーディネート例を紹介します。

 

■ ビジネススタイル:スーツに映える品格と存在感

まず王道は、やはりスーツスタイルとの組み合わせ。特に内羽根式やストレートチップタイプ(例:キャップトゥの9901)は、フォーマルな場にぴったりです。

コーデ例:

・ネイビースーツ × 白シャツ × ブラックコードバン(9901)

・グレースーツ × ライトブルーシャツ × バーガンディコードバン(990)

このように、靴の色で個性を加えることで、クラシックながらも深みのあるビジネススタイルが完成します。特にコードバン素材の艶感は、無地スーツに華を添えてくれます。


■ ジャケパンスタイル:上品なカジュアルに最適

オールデンは「ジャケパン」スタイルにも非常によく合います。たとえば、バーガンディやダークブラウンの**ローファー(ペニーローファー・コインローファー)**は、カジュアルすぎず品のある印象に。

コーデ例:

・ネイビージャケット × グレートラウザーズ × バーガンディローファー(986)

・ツイードジャケット × ベージュチノ × カーフのプレーントゥ(990)

ローファーやプレーントゥを使えば、ビジネス寄りのスタイルを程よくカジュアルダウンできます。


■ カジュアルスタイル:デニムやミリタリーとも相性抜群

意外かもしれませんが、オールデンはデニムやミリタリーアイテムとも好相性です。特に人気の「インディーブーツ(405)」や「チャッカブーツ(1339)」は、カジュアルに最適。

コーデ例:

・セルビッジデニム × 白Tシャツ × インディーブーツ(405)

・M-65ジャケット × ブラックデニム × チャッカブーツ(1339)

これらの組み合わせは、“革靴=フォーマル”という固定観念をくつがえす自由な着こなし方。ワークブーツのように無骨ながら、コードバンの艶感で品格をプラスできます。


■ コーデの成功ポイントまとめ

以下のポイントを押さえておけば、オールデンをより自然にコーデに取り入れられます。

ポイント 内容
靴の色を服装と調和させる ネイビー系にはバーガンディやブラウン、グレーにはブラックが好相性
足元を主役にしすぎない 派手すぎる服装よりも、ミニマルな服で靴を際立たせる
靴の形に合わせたパンツ丈に調整 ローファーは短め、ブーツはクッションを少し作ると◎


■ TPOに応じた選び方を意識する

オールデンは一見万能な靴ですが、TPO(時間・場所・場合)を意識することで、よりスマートな着こなしが可能になります。たとえば、会食やビジネスシーンではキャップトゥやVチップデートや私服にはプレーントゥやローファーなど、シーンによって使い分けるのが理想です。

パンツの選び方|デニム・チノ・スラックスとの相性

オールデンの魅力を最大限に引き出すためには、「パンツ選び」がとても重要です。というのも、足元のボリューム感や光沢感に対して、パンツのシルエットや素材がミスマッチだと全体のバランスが崩れてしまうからです。

ここでは、デニム・チノ・スラックスという3大カテゴリのパンツに対して、どのようなオールデンが合うのかを具体的に解説します。

■ デニム × オールデン|カジュアルを格上げする組み合わせ

ジーンズは、オールデンの持つクラシックな雰囲気をうまくカジュアルに中和してくれるアイテム。特に相性が良いのは以下のモデルです。

・インディーブーツ(405)

・チャッカブーツ(1339)

・プレーントゥ(990)

コーディネートポイント:

・デニムのシルエットは「ストレート」または「テーパード」がおすすめ。

・ロールアップで足元を軽く見せれば、コードバンのツヤ感が引き立つ。

・色落ちしたインディゴやリジッドデニムが特に好相性。

例えば、プレーントゥのコードバン+リジッドデニム+白シャツだけで、大人の余裕を感じさせる上品カジュアルが完成します。

■ チノパン × オールデン|ミリタリー×クラシックの絶妙バランス

チノパンは、ミリタリールーツを持ちながらも、ビジカジから休日スタイルまで万能に使えるパンツ。特に**Vチップ(54321)ウィングチップ(975)**との相性が抜群です。

コーディネートポイント:

 

・ベージュやカーキのチノには、ダークブラウンやバーガンディのオールデンが◎。

・チノが太めなら、重厚感のあるブーツタイプを。細身ならローファーで軽快に。

・ミリタリーシャツやワークジャケットと合わせると、男らしい雰囲気に。

チノパンはパンツの丈が重要で、靴にかぶりすぎると野暮ったくなるため、ノークッション〜ワンクッション程度に調整しましょう。


■ スラックス × オールデン|王道のきれいめスタイル

ビジネスやフォーマルな場面で使うスラックスも、オールデンと相性抜群です。ここで活躍するのがストレートチップやローファー、キャップトゥモデルです。

コーディネートポイント:

・グレースラックス × ブラックコードバンは鉄板の組み合わせ。

・センタープレスの入ったスラックスが、靴の上品さを引き立てる。

・ウール素材との相性もよく、秋冬のドレススタイルにも最適。

また、スラックスにチャッカブーツを合わせると、少し抜け感のあるコーディネートにもなります。上質な革靴だからこそできる“きちんと感+遊び心”の両立です。


■ パンツの丈と靴のボリュームを合わせる

オールデンはモデルによってボリュームが異なるため、パンツ丈やシルエットを意識することが大切です。

オールデンのモデル 推奨パンツシルエット
ローファー(986) 細身のテーパード、短め丈
プレーントゥ(990) 標準ストレート、くるぶし丈も◎
インディーブーツ(405) 太めのチノやデニム、裾幅広め
ウィングチップ(975) ドレッシーならスラックス、カジュアルなら濃色チノ

パンツとの相性が良ければ、オールデンの持つ重厚さや艶感が自然にコーデに溶け込み、全体の完成度が格段にアップします。

 

ちょっと惜しいかも?オールデンと合わせにくいアイテム例

オールデンは非常に懐が深い革靴ですが、どんなアイテムにも無条件に合うわけではありません。とくに「惜しい」と感じるのは、全体のテイストや素材感にギャップがあるコーディネートです。

ここでは、オールデンの魅力を最大限に活かすために「やや注意が必要な組み合わせ」をいくつかご紹介します。「やってはいけない」というよりは、より相性の良いアイテム選びのヒントとしてご活用ください。

 

■ スポーティーすぎるトップスとは相性が難しい

パーカーやジャージ素材のトップスは、オールデンのクラシカルな雰囲気と方向性が異なるため、ややちぐはぐな印象になることがあります。

例:

・スウェットパーカー+テーパードスウェットパンツ+プレーントゥ

・ナイロンジャケット+ショートパンツ+ローファー

ただし、上質な素材感のスウェットであれば問題ありません。要は、「カジュアルでも質感にこだわる」ことがポイントです。


■ 加工の強いデニムやダメージジーンズ

ヴィンテージやクラッシュ加工のあるジーンズは、オールデンの持つ上品さとは相容れないことが多いです。特にコードバンのツヤ感が浮いて見えることも。

改善のヒント:

・色落ちの少ない濃紺デニム

・裾をロールアップしてコードバンの存在感を際立たせる

“きれいめカジュアル”を意識することで、オールデンとデニムの相性は格段に良くなります。


■ 極端にタイトなパンツ

足元にボリュームのあるオールデンに対して、スキニーパンツのようなタイトすぎるボトムスを合わせると、靴だけが目立ちすぎてしまいます。

バランス調整のコツ:

・足首周りに若干のゆとりを持たせる

・裾幅は17〜20cm程度が◎(モデルによって調整)

体型とのバランスを考慮しながら、やや余裕のあるシルエットを選ぶことで、全体の調和が生まれます。


■ 軽すぎる・安っぽい素材のアウター

ポリエステル100%の薄手アウターや、安価なファストファッション系のジャケットは、オールデンの上質なレザーに対して素材負けする可能性があります。

合わせやすい選択肢:

・ウール、ツイード、コットンなど天然素材ベースのアウター

・襟付き or 比翼仕立てなど、ディテールに品があるもの

“素材の格”を揃えることを意識すれば、上半身と足元のバランスも自然と整います。


■ あえて「抜け感」を演出する工夫もアリ

もちろん、あえて“ズラし”を効かせてオールデンを着崩すという上級テクニックもあります。たとえば、プレーントゥにミリタリージャケットや、チャッカブーツにスウェットパンツなど。ただし、この場合はシルエットと配色、素材感にこだわることが必須です。


■ まとめ:全体の「統一感」と「質感バランス」が鍵

オールデンをコーディネートする際の最大のコツは、「足元が持つクラシックさに、上半身が追いついているかどうか」です。コーデの中でオールデンが浮かないようにするためには、素材とシルエットの調和がとても重要です。

何を選ぶか迷ったときは、「シンプル」「上質」「清潔感」の3点を意識すれば、まず失敗はありません。

とはいえ、ファッションは自由な自己表現のひとつ。本記事でご紹介したポイントはあくまで“おすすめの考え方”に過ぎません。あなた自身が「これがしっくりくる」と思えるスタイルが見つかれば、それが最高のコーディネートです。

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春夏の軽快なオールデンスタイル

オールデンといえば重厚なコードバンのイメージが強く、「秋冬向きの靴」と思われがちです。しかし、実は春夏にも十分活躍するモデルやコーディネートが存在します。

この章では、春夏の気候や服装に合わせた“軽やかなオールデンコーデ”のコツを解説。暑苦しく見せずに、爽やかで品のあるスタイルを実現しましょう。


■ 春夏に向くオールデンモデルはこれ!

軽快なコーデに最適なモデルは、以下のようなローカットタイプや薄めのソールを備えた靴です。

春夏におすすめのモデル例:

・986(ペニーローファー)

・990(プレーントゥ)

・56201(Vチップ/バリーラスト)

・1339(チャッカブーツ)※梅雨時も活躍

これらは通気性や見た目の軽さを考慮したとき、春夏の着こなしに自然に溶け込みます。特に986のようなローファーは、素足風ソックスと合わせると涼しげで都会的な印象に。

■ 春夏のパンツ選び|軽さ・抜け感が鍵

春夏は、リネン・コットン・ライトチノなどの軽素材を使ったパンツがおすすめです。デニムを履く場合でも、ウォッシュ感のある薄手の素材が◎。

コーデ例:

・ホワイトデニム × ネイビーシャツ × 986ローファー(バーガンディ)

・ベージュリネンパンツ × ボーダーカットソー × 990プレーントゥ(ダークブラウン)

パンツの丈をやや短めに調整することで、足元に“抜け感”を演出できます。ロールアップやアンクル丈も積極的に活用しましょう。


■ トップス選び|カジュアルでも“品の良さ”を

春夏はどうしてもTシャツやカットソーが中心になりますが、素材感やシルエットに気を配れば、カジュアルすぎずオールデンと調和します。

取り入れたいアイテム:

・鹿の子ポロシャツ

・オックスフォードシャツ(半袖・七分袖)

・ボートネックやバスクシャツ

・薄手のニットTやサマーニット

とくに、白Tシャツやボーダー柄にプレーントゥを合わせるだけで、シンプルながら上品な“フレンチカジュアル”風コーデに。


■ 小物で季節感をプラス

革靴はどうしても「重たい」印象になりがち。そこで、バッグやベルト、帽子などの小物で季節感を演出すると、全体が軽やかになります。

例:

・パナマハット × ローファー → 夏のリゾート感

・キャンバストート × プレーントゥ → 街歩きに最適

・細身のレザーベルトで上品さをキープ

靴がクラシカルだからこそ、小物で“抜け”を作るのが春夏コーデの鉄則です。

■ 梅雨時の足元事情|コードバンは要注意?

コードバン素材は一般的に「雨に弱い」と言われています。
確かに、水分を含むと繊維が膨張し、水ぶくれや染み、ムラが生じることがあります。

しかし、実際には以下のような適切なケアと意識的な対応を行えば、日常使いの中で雨に見舞われても大きな問題はありません。

【雨に降られた際の対処法】

・帰宅後すぐにやわらかい布で水気を拭き取る

・靴内部には新聞紙を丸めて詰めて水分を吸収させる(2〜3回交換)

・風通しの良い場所で自然乾燥(直射日光・ドライヤーはNG)

・乾いた後、専用のコードバンクリームで栄養とツヤを補う

・雨天時用にカーフ素材の別モデルを用意するのも◎

また、コードバンは濡れることで革が柔らかくなり、伸びやすくなるという性質も持っています。これにより履きジワや型崩れの原因にもなるため、「雨の日は履かない」という判断も長持ちさせるためには効果的です。

オールデンは長く付き合う靴です。**無理せず、状況に応じて履き分けることも重要な“お洒落の一部”**だと考えましょう。


■ まとめ|軽快さと品格を両立させるのが春夏コーデの極意

春夏のオールデンコーデでは、“涼しげに見せつつ、大人の品格を保つ”ことが肝心です。素材、色使い、丈感を上手に使い分ければ、重厚なコードバンも軽やかに着こなせます。

そして何より大切なのは、自分が気持ちよく過ごせること。あなた自身が心地よく感じられる合わせ方が、最高の正解です。

 

秋冬に映える重厚なレザーコーデ

秋冬は、オールデンの真価がより一層発揮される季節です。気温が下がることで服の素材感が重厚になり、コードバンの深みある艶やフォルムが自然とコーデにマッチします。

このセクションでは、オールデンを活かした秋冬の洗練コーデをご紹介。季節感を大切にしつつ、革靴の魅力を最大限に引き出すヒントをお伝えします。


■ 秋冬に最適なモデル|重厚感のあるアイテムが主役に

気温が下がると、装いは当然ながら**“厚く”“深く”**なります。そんなスタイリングにフィットするのが、ボリュームのあるオールデンのモデルです。

秋冬におすすめのモデル:

・975(ロングウィングチップ):ブリティッシュ感が秋冬に映える

・1339(チャッカブーツ):万能ブーツとして圧倒的な人気

・4545H(インディーブーツ):ミリタリー×クラシックの融合

・990(プレーントゥ):季節問わず万能。起毛素材と好相性

どれもレザーの光沢と重みが、秋冬のニットやコートと好相性です。

■ 秋冬の素材感と色使い|コーデに“深み”を加える

秋冬は、ウール、ツイード、コーデュロイなど温かみのある素材感が増える時期。そこにオールデンを合わせると、立体感のある重厚なスタイリングが完成します。

コーデ例:

・グレンチェックのウールスラックス × タートルネックニット × 975(コードバン/バーガンディ)

・ヘリンボーンのチェスターコート × チノパン × チャッカブーツ(ダークブラウン)

・ブラックデニム × 厚手のネルシャツ × インディーブーツ(タンカラー)

これらのコーデは、色をネイビー・ブラウン・グレーなど深みのあるトーンでまとめると、大人の落ち着いた雰囲気に仕上がります。


■ アウターとの合わせ方|オールデンの存在感を活かす

秋冬の主役は何と言ってもアウター。ロング丈・肉厚のアウターに対して、しっかりとした革靴が受け止めとなることで、コーデに安定感が生まれます

相性の良いアウター:

・チェスターコート、ステンカラーコート(上品・クラシック)

・ダッフルコート、ピーコート(アイビー・トラッド系)

・バブアーやM-65(無骨×上品ミックス)

・レザーやスエードのブルゾン(素材で遊ぶ上級者スタイル)

ブーツモデルであれば、裾をインして履くスタイルも◎。男らしい武骨さと革靴ならではの気品が共存した、秋冬ならではの装いです。


■ 防寒と足元の関係|機能性も重視する

秋冬は寒さや雪、そして雨に備えて機能性も大切です。特にコードバンは水に弱いため、天候に応じて靴を選ぶ“柔軟性”もお洒落の一部です。

対策のポイント:

・天候が不安な日は、コードバンではなくカーフを選択

・ブーツ型は防寒性にも優れ、冬の足元に最適

・中敷やウールソックスを活用して保温性アップ

「雨の日の履き方」に関しては、次のセクションで詳しく触れます。


■ 小物と素材で“季節の温もり”を演出

マフラー、グローブ、レザーバッグなどの小物類も、オールデンと相性の良いアイテムです。全身に上質な素材感を散りばめれば、品格のある“冬の男”スタイルが自然に完成します。


■ 秋冬だからこそ味わえる「オールデンの深み」

気温が下がり、服に厚みが増す季節だからこそ、オールデンの重厚さが引き立ちます。シーズンごとに素材を変えたり、色の濃淡を工夫したりすることで、同じ靴でも新たな魅力が生まれるのが秋冬コーデの醍醐味です。

そして最後に――
ファッションはルールではなく楽しむもの。ぜひあなたなりの秋冬オールデンスタイルを見つけてみてください。

 

雨の日にオールデンはアリか?対処法と注意点

オールデン愛好家にとって、最も悩ましいテーマのひとつが「雨の日に履いていいのか?」という問題です。特に、オールデンの代名詞であるコードバン素材は、水に弱いという性質を持っているため、天候に気を使う場面も少なくありません。

ここでは、雨の日にオールデンを履く際の注意点や対処法、代替案を含めて詳しく解説します。

■ コードバンは水分に弱い?|基本的には避けるべき

コードバンは一般的に「水に弱い」と言われることがありますが、正確には、革自体が水で劣化するわけではありません。しかし、水分が付着すると“ウォータースポット”と呼ばれる斑点状の跡や、水ぶくれが発生しやすいという、コードバン特有の性質があります。

これは、コードバンの仕上げに使用されているオイルやワックスが水分に反応しやすいためです。また、繊維密度が高いために水が入り込みにくく、表面で水分が残留しやすいことも原因のひとつです。

そのため、雨の日には注意が必要ですが、「履いてはいけない」わけではありません。しっかりと事前のケアとアフターケアを行うことで、美しい状態を長く保つことが可能です。

特に注意が必要なのは以下の状況:

・突然の強い雨

・水たまりが多い日

・湿度の高い日+長時間の外出

このような日は、できる限りコードバンを避けるか、事前対策を徹底するのが賢明です。


■ カーフ素材のモデルは比較的安心

もし「どうしても革靴を履きたい」という場合は、カーフ素材のオールデンを選ぶのがおすすめです。カーフはコードバンよりも柔らかく、水分にもある程度耐性があります。

雨の日に適したモデル:

・カーフ素材のプレーントゥ(例:9901)

・グレインレザー(型押し)のチャッカブーツ

・ラバーソール仕様のモデル

とくに、グレインレザーは傷や水に強いため、天候に左右されにくい日常履き用として重宝されます。

■ 雨の日の対策グッズとケア方法

どうしてもコードバンを履きたい日や、突然の雨が心配なときは、事前の防水ケアと、帰宅後のアフターケアが非常に重要です。

事前にできること:

・コードバン対応の防水スプレーを噴霧しておく(完全防水ではない)

・レザーソールには事前にラバー半張りなどを施す

・靴用のレインカバーやオーバーシューズを持ち歩く

濡れた後の対処法:

1.帰宅後すぐに柔らかい布で水分を拭き取る

2.シューキーパーを入れて自然乾燥(直射日光・ドライヤーはNG)

3.乾いたらコードバン専用クリームで保湿と補色

4.表面の曇りは鹿毛ブラシで丁寧にブラッシング

これらの対策をルーティン化することで、雨に濡れたダメージを最小限に抑え、長く美しい状態を保つことができます。

■ 雨天用に「もう1足」を持つという選択

本命のオールデンを守る意味でも、雨の日には専用のレイン用革靴や、グレインレザー系オールデンをローテーション用に持つという選択肢もあります。

例えば:

・天気が怪しい日はカーフ素材+ラバーソールモデル

・通勤には別の靴を履き、職場でオールデンに履き替える

このように、TPOに応じて靴を履き分けるスタイルは、靴の寿命を伸ばすだけでなく、コーディネートにも奥行きを与えてくれます。


■ 雨の日にも“革靴を楽しむ”という心構え

確かにコードバンは雨に敏感ですが、それを理由に“履かない”のではなく、知識と準備をもって付き合っていくことで、オールデンライフはもっと豊かになります。

多少の雨を気にしすぎて、クローゼットにしまい込むよりも、「今日はこの靴をどう楽しむか?」という前向きな発想が大切です。

そして、どんな日でも忘れてはならないのは――
ファッションは自由であること。雨の日でも、あなたらしいスタイルを楽しんでください。

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初心者におすすめのオールデンモデルとコーデ例

定番人気の3モデル紹介

オールデンの魅力に惹かれつつも、「モデルが多すぎてどれを選べばいいか分からない」という方は多いでしょう。特に初めて購入する場合、何を基準に選べばよいか悩みますよね。

この章では、**初めての一足として間違いない「定番の3モデル」**を厳選し、その特徴とスタイルの違いについて詳しく紹介します。いずれも履き心地・汎用性・ファッション性のバランスが取れており、「オールデンってこういう靴なんだ」と実感できる代表モデルです。

■ ① 990|プレーントゥ(コードバン)

「最初の一足」に最も選ばれているのがこのモデル。プレーントゥは装飾を排したシンプルなデザインで、ビジネスからカジュアルまで幅広いスタイルに対応できます。

特徴:

・バリーラスト使用で日本人の足型に合いやすい

・コードバンの艶が最も引き立つシンプルな顔つき

・シーンを問わず履ける“万能型”モデル

こんな方におすすめ:

・革靴は初めてだけど、長く使える上質な一足が欲しい

・ジャケパンもデニムもよく履く

・飽きのこないデザインを重視したい

■ ② 975|ロングウィングチップ

アメリカントラッドを象徴する一足が975。ウィングチップがヒールまで伸びる「ロングウィング」のデザインは、クラシックながら存在感抜群で、男らしく華やかな足元を演出してくれます。

特徴:

・ウィングチップ特有の装飾があるため華やか

・パンチドキャップやブローグの立体感でエイジングが楽しい

・スーツにもカジュアルにも“程よい遊び”を与える

こんな方におすすめ:

・少しデザイン性のある革靴を履きたい

・スーツやスラックス中心のスタイルが多い

・エイジングによる変化を楽しみたい

 

■ ③ 1339|チャッカブーツ

ミドルカットでありながら、ラウンドトゥで洗練されたフォルムのチャッカブーツは、季節問わず履ける優秀な選択肢。ブーツでありながら重すぎず、キレイめにも寄せやすいため、カジュアル・ビジネス兼用で使う方も多いです。

特徴:

・履き口が広く、着脱しやすい

・パンツを選ばない万能性(デニム〜スラックスまでOK)

・雨の多い日本の気候にも対応しやすいモデル(別素材での展開もあり)

こんな方におすすめ:

・秋冬用にしっかりした靴を探している

・ローカットよりも安定感のある履き心地が好み

・休日と仕事で兼用したい


■ 表で比較:3モデルの特徴まとめ

モデル名 ラスト 素材 特徴 向いているスタイル
990(プレーントゥ) バリー コードバン シンプル・万能型 カジュアル〜ビジネス
975(ロングウィング) バリー コードバン 華やか・クラシック ビジネス・トラッド
1339(チャッカブーツ) バリー コードバン 安定感・季節対応 オールシーズン
■ まとめ:まずは「自分のスタイル」に合うモデルを

初めてのオールデン選びでは、まず**「よく着る服」との相性を考えることが大切**です。スーツ中心ならプレーントゥやウィングチップ、休日メインならチャッカブーツやローファーといった選び方が理想です。

さらに、オールデンは「履き込んで育てる革靴」。どのモデルを選んでも、時間とともに自分だけの表情に育っていく過程こそが最大の魅力です。

モデル別コーディネート実例とスタイリングポイント

オールデンは同じブランドであっても、モデルごとにデザインや印象が大きく異なります。したがって、それぞれに合ったスタイリングを意識することで、靴の魅力が何倍にも引き立ちます

このセクションでは、前章でご紹介した**定番3モデル(990・975・1339)**を中心に、具体的なコーディネート例と着こなしのポイントを解説していきます。

■ ① 990(プレーントゥ) × 王道アメカジ〜都会的ミニマル

コーデ例1:王道アメカジ

・セルビッジデニム(テーパード)

・白オックスフォードシャツ

・ネイビーブレザー

・オールデン990(バーガンディ)

アメリカントラッドをベースに、清潔感とこなれ感が共存したスタイル。デニムとコードバンの相性の良さを体感できる、オールデンの入門編的な着こなしです。

コーデ例2:都会的ミニマル

・チャコールグレーのウールトラウザーズ

・グレージュのニットポロ

・黒のレザートート

・オールデン990(ブラック)

全体をモノトーン寄りにまとめることで、コードバンの光沢が際立つクリーンな印象に。「あえてのプレーントゥ」が映える都会派コーデです。


■ ② 975(ロングウィングチップ) × ブリティッシュアメトラ

コーデ例1:トラッドな通勤スタイル

・ネイビースーツ(やや起毛感のあるウール)

・サックスブルーのドレスシャツ

・無地のネイビータイ

・オールデン975(バーガンディ)

フルブローグの存在感を活かし、クラシック回帰のビジネススタイルに。ストレートチップよりも華やかさがあり、特に秋冬に映えます。

コーデ例2:カジュアルアイビー

・太めのベージュチノパン

・シャンブレーシャツ

・ネイビーカーディガン

・オールデン975(ダークブラウン)

カジュアルなアイビースタイルでもしっかり足元で締める。“抜け感のある上品さ”がオールデンならではです。


■ ③ 1339(チャッカブーツ) × 大人の余裕を感じさせる休日服

コーデ例1:休日のキレイめカジュアル

・グレースラックス(ノータック)

・ネイビーのバンドカラーシャツ

・チャコールの軽量コート

・オールデン1339(コードバン・ブラック)

ミドル丈コートとの相性もよく、スマートかつ足元にボリュームのある大人スタイル。街歩きからちょっとした外出まで対応できます。

コーデ例2:ミリタリーMIX

・オリーブのファティーグパンツ

・白無地Tシャツ+黒のワークベスト

・オールデン1339(カーフ・ダークブラウン)

チャッカブーツのクラシックさが、ミリタリー要素に“清潔感”を加えてくれます。男っぽいけど粗くならない、絶妙なバランス感覚のスタイルです。


■ モデル別コーデの選び方ポイントまとめ
モデル名 コーデの方向性 合わせやすいアイテム
990 シンプル・万能 デニム、スラックス、ジャケパン
975 華やか・クラシック チノ、ウールパンツ、ブレザー
1339 重厚感・安定感 スラックス、軍パン、コート類

■ 自分らしいスタイルに落とし込むことが大切

モデルごとの特徴を理解すれば、コーディネートの幅はぐっと広がります。ただし大切なのは、「雑誌のマネ」ではなく、あなた自身のライフスタイルや好みに合わせて取り入れること

オールデンは長く履き続けることで“自分の靴”になっていきます。日々の服装に無理なく溶け込ませるスタイリングこそ、最高のオールデンコーデと言えるでしょう。

オールデンを最大限楽しむためのメンテナンスと保管術

寿命を延ばすメンテナンス|日々のケア方法

オールデンの魅力のひとつは「一生もの」と呼ばれるほどの耐久性と経年変化の美しさにあります。しかし、それは日々のメンテナンスによってこそ保たれるものです。どんなに高品質な革靴であっても、ケアを怠れば寿命は縮まります。

ここでは、初心者でもできる基本のメンテナンス方法から、コードバン特有のケアまで、プロの現場でも実践されている方法をご紹介します。


■ 毎回行いたい基本ケア|履いたら“整える

革靴を履いた後は、できればその日のうちに軽いメンテナンスをすることで、革の状態を整え、寿命を延ばすことが可能です。

基本ケア手順(所要3〜5分):

1.馬毛ブラシでホコリを払う
 → 目に見えなくても、ホコリや花粉が革を劣化させます。

2.柔らかいクロスで表面を乾拭き
 → 汗や皮脂、空気中の湿気を軽く拭き取る。

3.シューキーパーを入れる
 → 型崩れ防止&湿気の吸収。木製(特に杉材)がおすすめ。

これだけでも、革の呼吸を助け、日々のダメージを最小限に抑えることができます。


■ コードバン特有のケア方法|“艶”を育てる楽しみ

コードバンのケアで特に大切なのは「過保護にしすぎないこと」。コードバンは非常に密度が高いため、頻繁なクリームの塗布よりも**“ブラッシング”と“乾拭き”で艶を出すこと**が基本です。

コードバンケアのポイント:

・基本はブラッシング+乾拭き

・水ぶくれ・斑点は、落ち着くまで触らず、後日ケアで調整

・月1〜2回程度、コードバン専用クリームで保湿

・最後に鹿毛ブラシでツヤ出しすると鏡面のような光沢が生まれる

ブラッシングだけで革にツヤが出てくると、“育てている”実感が湧くという声も多いです。


■ ソールのケアと交換時期について

オールデンはグッドイヤーウェルト製法のため、ソール交換が前提の構造になっています。つまり、「靴底が減ったら買い替え」ではなく、張り替えてまた履くという発想です。

目安:

・レザーソール:3〜5年(履き方による)

・ラバーソール:4〜6年(耐久性高め)

・ヒールのゴム部分:減ったら都度修理

ソール交換は、信頼できる修理専門店での依頼がおすすめです。オールデンの構造を理解している職人であれば、仕上がりの精度が全く違います。


■ クリーム・ブラシ類|最低限そろえたい道具一覧
アイテム名 推奨用途 備考
馬毛ブラシ 毎日のホコリ落とし 毛量が多く、柔らかいものが◎
鹿毛ブラシ ツヤ出し用 コードバンには特に効果的
コードバンクリーム 月1〜2回の栄養補給 少量を薄く伸ばすのが基本
柔らかい布 乾拭き・仕上げ用 コットン製、ネル素材など

すべてを一気に揃える必要はありませんが、ブラシ2本+布+クリーム1つだけでも、十分に日々のケアが可能です。


■ メンテナンスは“愛着を深める時間

メンテナンスは、靴を長く美しく保つためだけでなく、「今日もありがとう」と声をかけるような愛着を育む儀式でもあります。

数分のブラッシングでも、靴に触れる時間が日常に豊かさをもたらしてくれます。そして、その積み重ねがオールデンを“自分だけの靴”へと育てていく最大の鍵となるのです。

雨・湿気対策と保管のコツ

オールデンのような高級革靴を長く美しく履き続けるには、湿気への配慮と適切な保管方法が欠かせません。特に日本は高温多湿で雨も多く、革靴には過酷な環境と言えます。

とくにコードバン素材はその繊細さゆえ、濡れた後の対応次第でコンディションが大きく変わることもあります。この章では、雨や湿気に備えるための知識と、濡れてしまったときの正しいケア方法、保管のコツを詳しく解説します。

■ 湿気は“革の敵

湿度が高い環境で靴を放置すると、カビ・におい・革の劣化を招く恐れがあります。コードバンはオイルを多く含むため、湿気と水分の影響を特に受けやすく、表面に斑点やくもり、水ぶくれが生じることもあります。

こうしたトラブルは、保管環境と履いた後の処理次第で防ぐことが可能です。


■ 雨に濡れたときの対処法|アビィ・レザースティックの活用

急な雨や水たまりで靴が濡れてしまった場合は、焦らず、以下のステップで処置を行いましょう。

応急処置とメンテナンス手順:

1.靴紐を外し、柔らかいクロスで表面の水分をやさしく拭き取る

2.木製のシューキーパーを入れて、風通しの良い日陰で自然乾燥(約1〜2日)
 ※直射日光・ドライヤー・暖房前はNG(革が割れる恐れ)

3.乾いた後、水ぶくれや毛羽立ちがある場合はアビィ・レザースティックで整える
 → コードバン表面の繊維を押しならすように、力を入れすぎず優しく滑らせるのがコツです。

4.状態を見ながら、必要に応じてコードバン専用クリームを極薄く塗布

5.最後に鹿毛ブラシで丁寧にブラッシングし、艶を戻す

アビィ・レザースティックとは?

アビィ・レザースティックは、コードバン専用のメンテナンスツール。革の毛羽立ちや水染みに対して、革表面の繊維を整えながらツヤを出すことができる、プロも愛用するケアアイテムです。

雨染みや水ぶくれに悩むコードバンユーザーには、1本持っておくだけで安心感が増す名品といえるでしょう。


■ 湿気対策と収納環境の整え方

保管時には、以下のような湿気対策をしておくと安心です:

・靴箱やシューズクローゼットに除湿剤を設置

・天然木(杉)のシューキーパーを使用

・収納前には必ずブラッシング+乾燥時間を確保

・定期的に箱から出して空気を入れ替える

密閉された空間に湿気がこもると、カビや金具のサビ、革の劣化の原因になります。月に1度は「風を通す日」を設けて、靴をメンテナンスしましょう。


■ 長期保管のポイント

オフシーズンでしばらく履かないときは、次のような点に注意して保管しましょう:

・汚れ・湿気を完全に落とした状態で収納する

・通気性の良い布袋に入れる(不織布など)

・密閉せず、風通しの良い場所に置く

また、湿気が気になる押し入れやクローゼット内では、除湿器や炭系の調湿アイテムを併用するのも有効です。


■ 湿気への気配りも“革靴を育てる楽しみ”の一部

湿気や雨は避けられないものですが、知識と準備をもって丁寧に付き合えば怖くはありません。むしろ「今日は天気が怪しいから履くのをやめよう」「濡れたから今夜はケアしよう」と意識することで、靴への愛着が深まります。

革靴との関係は“育てるパートナー”。湿気対策もまた、その一部として、オールデンとの豊かな時間を楽しんでいただければと思います

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オールデンを試着・購入するなら「ラストラボ」へ

ラストラボの特徴|渋谷の革靴専門店

オールデンを長く、快適に、そして美しく履きこなすには、“はじめの一足”の選び方とフィッティングが極めて重要です。履き心地が良くなければ、どれだけ良い靴でもクローゼットに眠ってしまうことは珍しくありません。

そんなときに頼りになるのが、**渋谷・神南エリアに店舗を構える革靴専門店「ラストラボ」**です。ここでは、オールデンを知り尽くしたスタッフが、あなたの足とライフスタイルに合った一足を提案してくれます。


■ 渋谷エリアの“フィッティング重視型”革靴専門店

ラストラボは、量販店やセレクトショップとは一線を画す、「革靴の本質と履く人の個性」にこだわる専門店。とくにオールデンに関しては、モデル・ラスト(木型)・素材違いまで細かく取り揃え、試着比較が可能です。

ラストラボの特徴:

・オールデンの定番モデルから限定素材まで幅広く展開

・試着は予約不要なので、気軽に履き比べが出来る

・店長もオールデン愛用者。使用感も実体験で語れる

・靴だけでなく、ケア用品や履き方のアドバイスも充実

店内は落ち着いた雰囲気で、初心者の方でも安心して相談できます。初めてオールデンに触れる方にとっても、“選ぶ楽しさ”を丁寧にナビゲートしてくれる空間です。


■ オールデン選びのカギは“ラスト(木型)”と“サイズ感”

多くの方がオールデン選びで戸惑うのが、「同じサイズ表記でもモデルによって履き心地が違う」という点です。

これは、ラスト(木型)がモデルによって異なり、足幅や甲の高さに影響するためです。たとえば:

モデル名 ラスト名 特徴
990(プレーントゥ) バリー ややゆったり。日本人に合いやすい
975(ウィングチップ) バリー 990と同じラスト。安定感あり
54321(Vチップ) モディファイド 甲高幅広にもフィット。足裏のフィット感が格別
986(ローファー) バン ややタイト。試着必須

これらの微妙な違いは、実際に履いて歩いてみなければ分かりません。ラストラボでは、足の形や歩き方に合わせた「ラスト選び」から丁寧にサポートしてもらえます。


■ ラストラボが提供する“体験型”の価値

ただ靴を売るだけではないのが、ラストラボの魅力。ここでは、「自分に合った革靴と出会う体験」そのものがサービスの中心です。

提供されている体験型サービス:

・気軽に革靴の履き比べが出来る

・実際の着用シーンを想定したモデル提案

・ケア用品の正しい使い方レクチャー

・雨の日の取り扱いやローテーション戦略までアドバイス

購入後のフォローも万全で、ソール交換やアッパー修理などのリペア対応も可能。まさに、「買って終わりではなく、買ってからが本当の付き合いの始まり」です。

■ オンライン購入もサポート付きで安心

ラストラボでは、遠方にお住まいの方や忙しくて来店が難しい方に向けて、オンラインでの購入サポートも充実しています。
公式オンラインストアでは、サイズ選びやモデルの相談をメールやLINEで丁寧にサポート。購入前でも不安な点を気軽に質問できる体制が整っています。

また、ラストラボでは来店予約不要で、気軽に試着が可能。スタッフが丁寧に対応してくれるので、初めての方でも安心してモデル選びを楽しめます。

初めてのオールデン選びで不安な方にも、専門スタッフがしっかり寄り添いながら、最適な一足を一緒に見つけてくれるのがラストラボの魅力です。

 

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試着・店舗情報(アクセス・公式サイトリンク)

オールデンを実際に見て・触れて・履き心地を確かめたい。そんな声に応えるのが、渋谷にある革靴専門店「LAST LAB(ラストラボ)」です。予約不要で気軽に立ち寄れる本格派ショップとして、多くの革靴ファンに選ばれています。


■ 革靴初心者でも入りやすい“開かれた専門店

「ちょっと見てみたいだけなんだけど…」「試着だけでもいいのかな?」
――そんな方でも大歓迎なのが、LAST LABの魅力です。

LAST LABでは完全予約制ではなく、いつでも気軽に入店して試着が可能。経験豊富なスタッフが常駐し、足の形やライフスタイルに合わせてぴったりのオールデンを提案してくれます。

事前に「気になるモデル」や「サイズ感」を伝えるとよりスムーズですが、当日ふらっと訪れても、丁寧に対応してくれる安心感のあるショップです。


店舗詳細情報(2025年7月現在)
項目 内容
店名 LAST LAB(ラストラボ)
所在地 東京都渋谷区渋谷1-22-11 Kビル 2階
最寄駅 渋谷駅 B1出口 徒歩約5分/明治神宮前駅からも徒歩圏内
営業時間 11:00〜20:00(不定休)
電話番号 03-5778-3727
公式サイト https://lastlab.jp/
取り扱い Alden/Paraboot/Crockett & Jones/ケア用品 etc.

※フロア写真やアクセスマップは、公式サイトまたはInstagramでご確認いただけます。


■ 店舗の特徴

LAST LABでは以下のようなサービスが受けられます:

・オールデンや他ブランドの各モデルの試着・比較(予約不要)

・足のフィッティング相談

・履き方やメンテナンス方法のアドバイス

・ソール交換・クリーニング等のリペア相談

・ギフト・ビジネス用の革靴選びにも対応

革靴の知識がなくても、スタッフが丁寧にサポートしてくれるので安心です。


まずは“見るだけ”でも大丈夫

「コードバンって実際どんな革なの?」「オールデンって重い?」
――そんな軽い疑問を持った方でも、ふらっと立ち寄って試してみるだけでも歓迎されます。

渋谷駅から徒歩5分ほどという好立地も魅力の一つ。公式サイト(https://lastlab.jp/)では、モデル情報や最新の入荷情報も発信中です。

 

まとめ|オールデンはコーデ次第で一生付き合える

「高額な革靴だけど本当に価値があるの?」「履きこなせるか不安…」
――そんな風に感じていた方も、この記事を読み進めるうちに、オールデンの奥深さとその魅力に気づかれたのではないでしょうか。

オールデンは単なる高級靴ではありません。**“履く人の人生に寄り添う一足”**として、時を経るごとに表情を変え、あなたのスタイルに馴染んでいきます。


■ 革靴は“育てるもの”という新しい価値観

コードバンの艶が増し、シワに個性が刻まれ、ソールが足に馴染んでいく――
オールデンは、履けば履くほど**“あなたの靴”として成熟していく存在**です。メンテナンスを重ねることで、まるで革と会話しているかのような親密さが生まれます。

これは、量販店の靴やファッションアイテムでは味わえない、**唯一無二の“育てる喜び”**です。


■ コーディネート次第で“オン・オフ”問わず活躍

オールデンの最大の魅力は、フォーマルにもカジュアルにも対応できる懐の深さにあります。
スーツでビシッと決めた日にも、デニムで過ごす週末にも、足元に品格を与えてくれる存在。モデルやカラーによって、さまざまなスタイルに寄り添ってくれるのです。

そしてその着こなしに“正解”はありません。あなたのライフスタイルや価値観に合わせた自由なコーディネートこそ、最も魅力的なスタイルです。


■ 良い靴は、良い時間を連れてくる

上質な靴を履くと、自然と姿勢が良くなり、歩くペースも落ち着き、所作まで丁寧になります。これは決して大げさな話ではなく、実際に多くのオールデンユーザーが口にする変化です。

つまり、オールデンを履くということは、足元から“自分を整える”ことでもあるのです。


■ 最後に|まずは実物を見に行ってみませんか?

気になる方は、ぜひ渋谷の革靴専門店「LAST LAB」を訪れてみてください。
スタッフとの会話や実際のフィッティング体験を通じて、あなたにとってベストな一足がきっと見つかるかもしれません。

そして、もしもあなたが今まで「革靴は難しい」「手入れが面倒」と感じていたなら――
オールデンと、その世界を知ることが、その価値観を変えるきっかけになるかもしれません。

革靴のある暮らしを、ぜひあなたのスタイルの一部に。

 

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