「ジョンロブが2026年にまた値上げしたと聞いたけれど、実際はいくらになったのか」「シティ2やロペスを買おうと思っていたが、今買ってもよいのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ジョンロブ(JOHN LOBB)は、高級革靴を代表するブランドのひとつです。その歴史は古く、1866年にロンドンで店舗を開いたことから本格的に歩みを始めました。その後パリへ進出し、1976年にはパリ側の事業がエルメスグループの傘下へ。1982年には既製靴のコレクションもスタートし、現在ではビスポークの伝統を受け継ぎながら、世界各国で既製靴を展開しています。
シティ2(CITY II)、フィリップ2(PHILIP II)、ロペス(LOPEZ)、ウィリアム(WILLIAM)など、長く支持される定番モデルが多いこともジョンロブの特徴です。一方で、ここ数年は定価の上昇が続いており、「憧れているうちにかなり高くなってしまった」と感じている革靴好きの方も少なくないでしょう。
実際、ジョンロブは2026年2月1日から一部商品の価格改定を実施しています。公式の告知でも価格改定日が案内されており、2026年現在はすでに新しい価格が適用されています。
この記事では、「ジョンロブ 値上げ 2026」と検索している方に向けて、2026年の価格改定、新旧価格、値上げ率、代表モデルの特徴をわかりやすく整理します。また、新品価格が上がった今だからこそ検討したい中古のジョンロブについても紹介します。
これからジョンロブを購入しようと考えている方は、価格だけを見るのではなく、モデルや状態、サイズ感まで含めて自分に合う一足を考える参考にしてみてください。
ジョンロブは2026年に値上げ|まず知っておきたい価格改定の概要
ジョンロブは2026年2月1日に一部商品の価格を改定
結論からいうと、ジョンロブは2026年2月1日(日)から一部商品の価格改定を実施しています。これは単なる噂ではなく、ジョンロブの公式LINEアカウントでも事前に告知されたものです。公式案内では、価格改定の対象となる一部商品について、2026年2月1日から価格を変更すると発表されています。
そのため、2025年にジョンロブの価格を調べていた方が2026年に改めて正規店や百貨店を確認すると、「以前見た金額より高くなっている」と感じる可能性があります。
代表的な例がシティ2です。2025年に伊勢丹新宿店で開催されたバイリクエストフェアでは、CITY IIが税込228,800円と案内されていました。2026年の同フェアでは税込240,900円となっており、1年間で12,100円上昇しています。
ローファーの定番であるロペスも同様です。2025年の掲載価格269,500円に対して、2026年は283,800円となっています。こちらは14,300円の上昇です。
高級革靴の場合、1万円前後の値上げは一見するとそれほど大きく感じないかもしれません。しかし、もともとの定価が20万円台、30万円台という商品だけに、数年単位で価格改定が積み重なると購入時の負担はかなり変わってきます。
なお、ジョンロブの公式告知では「一部商品」とされており、すべての商品が一律で同じ値上げ率になったという意味ではありません。また、革の種類、カラー、ソール、バイリクエストなどの仕様によって価格が異なることもあります。
「以前見た価格と違う」と感じた場合は、古いWeb記事の金額だけを参考にするのではなく、購入時点の正規店価格を確認しておくのがおすすめです。
シティ2・フィリップ2・ロペスの2026年価格と値上げ率
2026年のジョンロブ値上げを具体的に知るには、代表モデルの価格を比較するとわかりやすくなります。
三越伊勢丹が公開している2025年・2026年のバイリクエスト関連情報をもとに比較すると、主要モデルは次のような価格推移になっています。
| モデル | 2025年掲載価格 | 2026年掲載価格 | 上昇額 | 上昇率の目安 |
|---|---|---|---|---|
| CITY II | 228,800円 | 240,900円 | 12,100円 | 約5.3% |
| PHILIP II | 332,200円 | 349,800円 | 17,600円 | 約5.3% |
| LOPEZ | 269,500円 | 283,800円 | 14,300円 | 約5.3% |
※税込価格。掲載時点・仕様によって価格が異なる場合があります。
こうして比較すると、今回確認できる主要3モデルについては、おおむね5%強の値上げとなっていることがわかります。
特にフィリップ2は、2026年の掲載価格が349,800円です。靴単体で35万円近い価格となるため、数年前のジョンロブを知っている方ほど価格上昇を大きく感じるでしょう。三越伊勢丹の2026年案内でも、CITY IIは240,900円から、PHILIP IIは349,800円から、LOPEZは283,800円からと紹介されています。
また、JAL Mall内のJOHN LOBB公式系ショップでも、CITY IIは240,900円で販売されていることが確認できます。
ここで注意したいのは、「値上げ率だけを見て買うかどうかを判断しない」ということです。ジョンロブはモデルによって用途やデザインがかなり異なります。
たとえば仕事用の内羽根ストレートチップを探しているならCITY II、より仕立てやディテールを重視するならPHILIP II、ジャケットや休日のきれいめスタイルにも合わせたいならLOPEZが候補になります。
2026年の価格改定によって購入金額は上がりましたが、せっかく20万円以上を支払うのであれば、「値上げ前より高くなったから急いで買う」というより、自分が長く履きたいモデルなのかを基準に選ぶことをおすすめします。
ジョンロブの価格はなぜ上がっている?
円安や原材料費など高級革靴を取り巻く価格上昇の背景
「ジョンロブはなぜこれほど値上げしているのか」と疑問に思う方もいるでしょう。
まず押さえておきたいのは、2026年2月1日の価格改定について、ジョンロブ側が具体的な値上げ理由を公式告知の中で細かく説明しているわけではないという点です。公式情報で確認できるのは、一部商品の価格を2026年2月1日に改定したという内容です。
したがって、「今回の値上げは円安が原因」といった形でひとつの理由に断定するのは避けたほうがよいでしょう。
ただし、海外の高級革靴が日本で販売される際の価格には、さまざまなコストが関係します。考えられる一般的な要素としては、為替相場、革をはじめとした原材料、人件費、製造コスト、物流費などがあります。
特に日本では、海外ブランドの商品を輸入する際に為替の影響を受けます。円安になれば、同じ海外価格の商品でも日本円に換算した際の負担が大きくなりやすいため、販売価格を考えるうえで無視しにくい要素です。
さらに、ジョンロブの既製靴は一般的な大量生産の革靴とは製造工程も異なります。フランスの高級ブランド団体Comité Colbertは、ジョンロブの一部の靴が英国ノーサンプトンで製造され、その工程が約190ステップに及ぶと紹介しています。
こうした靴では、革や資材だけでなく、熟練した職人による工程そのものにもコストがかかります。
もちろん、「コストが上がったから価格が上がった」と単純に説明できるわけではありません。ラグジュアリーブランドではブランド戦略や各国での価格調整など、さまざまな要素が価格設定に関わります。
そのため2026年のジョンロブ値上げについては、「円安だけが理由」と考えるよりも、輸入品を取り巻く環境や製造コストなど複数の要素があると考えておくと理解しやすいでしょう。
2026年のジョンロブ主要モデルをチェック
シティ2(CITY II)|定番ストレートチップは240,900円
2026年のジョンロブでまずチェックしておきたいのが、CITY II(シティ2)です。ジョンロブを代表するストレートチップで、「初めてジョンロブを購入するなら候補に入れたいモデル」として長く支持されています。
2026年に確認できる価格は税込240,900円です。2025年の伊勢丹掲載価格228,800円と比較すると12,100円高く、値上げ率は約5.3%となります。
CITY IIの魅力は、何といっても使いやすさです。
内羽根式のストレートチップという非常にオーソドックスなデザインなので、ビジネススーツはもちろん、結婚式や式典などきちんとした装いにも合わせやすくなっています。個性の強いデザインではないため、20万円を超える革靴でも「買ったものの出番が少ない」という状況になりにくいモデルでしょう。
現行のCITY IIでは7000ラストが知られており、トウに適度な丸みを残しながらも、全体としてすっきりとした印象があります。伊勢丹でも、普遍的なデザインとバランスのよいプロポーションを持つ定番モデルとして紹介されています。
価格だけを見ると、2026年はかなり高価な革靴になりました。ただ、ジョンロブの中では比較的ベーシックなモデルなので、「仕事でも使えるジョンロブが欲しい」という方には依然として選びやすい一足です。
中古市場でもCITY IIは比較的見つけやすく、過去のラストや仕様を含めて探せることがあります。そのため、新品の240,900円は少し予算を超えるという場合には、状態のよい中古を比較してみるのもおすすめです。
ただし、中古ではサイズ表記だけでなく、履きジワ、かかとの減り、アウトソールの状態なども確認したいところです。特にドレスシューズは見た目が似ていてもフィッティングが異なるため、可能であれば実際に試着して選ぶと安心です。
フィリップ2(PHILIP II)|プレステージラインを代表する349,800円の一足
PHILIP II(フィリップ2)は、ジョンロブの中でもより上級の一足を求める方から人気のモデルです。
2026年の三越伊勢丹掲載価格は349,800円から。2025年の332,200円から17,600円上昇しており、こちらも値上げ率は約5.3%となっています。
CITY IIと同じく内羽根式のドレスシューズですが、PHILIP IIはジョンロブのプレステージラインを代表するモデルとして知られています。
キャップ部分に入る細かなパーフォレーションや、靴全体の端正なラインなど、遠目ではシンプルに見えながら、近くで見ると細かな作り込みを感じやすいのが特徴です。三越伊勢丹でも、クラシックなオックスフォードスタイルと美しいプロポーションを持つモデルとして紹介されています。
2026年現在は約35万円ですから、革靴としては簡単に購入できる価格ではありません。そのため「CITY IIとPHILIP IIで迷っている」という方は、単純に上位モデルだからという理由でPHILIP IIを選ぶ必要はないでしょう。
仕事で頻繁に履きたいのであればCITY IIでも十分にジョンロブらしさを楽しめます。一方で、細部の仕立てやプレステージラインならではの存在感を重視するのであれば、PHILIP IIを選ぶ満足感は高いと思います。
また、新品価格が35万円前後まで上がったことで、中古市場との価格差にも注目しやすくなっています。PHILIP IIは中古でも人気があり、状態やサイズによっては新品より大幅に予算を抑えて見つけられる場合があります。
中古では特にアッパーの状態を確認しておきましょう。上質な革を使用している靴だからこそ、適切に履かれてきた個体と、乾燥や深いシワが進んだ個体では印象が大きく変わります。
ロペス(LOPEZ)|定番ローファーは283,800円
ジョンロブのローファーを代表する存在がLOPEZ(ロペス)です。
2026年に三越伊勢丹で確認できる掲載価格は283,800円から。2025年の269,500円から14,300円上昇しており、約5.3%の値上げとなっています。
ロペスは1950年に発表されて以来、長く愛されているモデルです。フロントのハンドステッチによるエプロンが特徴で、一目で派手さを感じるデザインではないものの、履いたときに独特の存在感があります。
CITY IIやPHILIP IIがスーツスタイルを中心に考えやすいのに対し、ロペスはもう少し幅広い服装に取り入れやすいところが魅力です。
ウールパンツとジャケットを合わせたビジネスカジュアルはもちろん、チノパンやデニムなどと合わせても違和感が出にくく、「高級革靴を休日にも履きたい」という方にはおすすめしやすいモデルです。
一方で、ローファーは紐靴よりもフィッティングがシビアになりやすい点には注意したいところです。紐で甲部分を調整できないため、サイズが大きければかかとが抜けやすく、小さすぎれば甲やつま先に負担を感じることがあります。
新品で28万円を超える価格になった現在では、「とりあえず買って試してみる」という選び方はしにくくなっています。そのため、ロペスを購入するならサイズ感をしっかり確認しておくことをおすすめします。
ラストラボでもロペスを含むジョンロブの中古革靴を扱うことがあり、サイズや状態が合えば新品より価格を抑えて探せる可能性があります。特にロペスのようにフィッティングが重要な靴は、Web上のサイズ表だけで決めず、実物を履いて比較してみるのもひとつの方法です。
値上げ後の2026年にジョンロブを買うなら?
正規店の新品だけでなく中古のジョンロブも選択肢に
2026年の価格改定後にジョンロブを購入する場合、「新品を買うべきか、中古でもよいのか」と悩む方も多いと思います。
結論としては、どちらが正解というわけではありません。
初めてジョンロブを購入し、現行モデルのサイズをしっかり確認したいのであれば正規店は非常に安心です。新品ならアッパーやソールの状態を気にする必要がなく、自分が最初のオーナーとして革を馴染ませていけます。
また、正規店では複数サイズやウィズを比較できる場合もあるため、特に初めて高級革靴を購入する方には大きなメリットがあります。
一方、2026年のCITY IIが240,900円、LOPEZが283,800円、PHILIP IIが349,800円という価格になったことを考えると、中古を検討する意味も以前より大きくなっています。
ジョンロブは長く展開されているブランドなので、中古では現行品だけでなく以前の仕様や廃番モデルに出会えることもあります。
中古でチェックしたいポイントは主に、
・アッパーに深いひび割れがないか
・履きジワが極端に深くないか
・かかと部分が大きく型崩れしていないか
・アウトソールやヒールがどの程度減っているか
・サイズだけでなくラストが自分の足に合っているか
といった部分です。
渋谷の中古革靴店「ラストラボ」でも、ジョンロブをはじめとした本格革靴を取り扱っています。新品価格が上がった今、「まず中古でジョンロブを試してみたい」「複数モデルを比較して自分に合うものを探したい」という方は、中古専門店も選択肢に加えてみるとよいでしょう。
価格改定だけを理由に急いで購入する必要はありません。新品・中古それぞれのメリットを理解し、自分の予算や使い方に合った一足を選ぶことが、結果的には満足しやすい買い方だと思います。
まとめ|ジョンロブの2026年値上げを踏まえて自分に合った一足を選ぼう
ジョンロブは2026年2月1日から一部商品の価格改定を実施しました。
代表的なモデルを2025年と2026年の三越伊勢丹掲載価格で比較すると、CITY IIは228,800円から240,900円、PHILIP IIは332,200円から349,800円、LOPEZは269,500円から283,800円へと上昇しています。確認できる主要3モデルでは、値上げ率はいずれも約5.3%です。
ジョンロブのような海外高級革靴では、円安や原材料、製造、人件費、物流などさまざまな要素が価格に関わります。ただし、今回の価格改定についてジョンロブが具体的な理由を公表しているわけではないため、「円安が原因」などとひとつの理由に断定するのは避けたほうがよいでしょう。
大切なのは、「これ以上値上げするかもしれないから」と焦って購入するのではなく、自分が本当に履きたいモデルを選ぶことです。
仕事を中心に幅広く使いたいならCITY II、より特別感のあるドレスシューズを求めるならPHILIP II、オン・オフを問わず使えるローファーならLOPEZが候補になります。
また、新品価格が20万円台後半から30万円台に達している現在では、中古のジョンロブも有力な選択肢です。
ラストラボは渋谷で中古革靴を扱っており、ジョンロブの入荷があれば実物を比較しながら選ぶことができます。新品には新品の良さ、中古には中古ならではの価格やモデル選択の楽しさがあります。
2026年の価格改定をひとつの判断材料にしつつ、予算、用途、サイズ感を比較して、自分に合ったジョンロブを探してみてはいかがでしょうか。