BERLUTI／ベルルッティ

ベルルッティの歴史と特徴

ベルルッティ（Berluti）は、1895年にフランス・パリで創業された、革靴や革製品で名高いラグジュアリーブランドです。特に独自の染色技法やエレガントなデザインで、洗練された男性ファッションの象徴として知られ、世界中で高い評価を得ています。1895年創業：アレッサンドロ・ベルルッティ（Alessandro Berluti）がパリで創業し、イタリアとフランスの伝統が融合した靴作りを展開し、代表モデルである「アレッサンドロ」が誕生しました。1930年代には、息子のトルニオがブランドを継承し、革への独自の染色技術パティーヌを開発しまいた。ベルルッティの特徴的なカラーと美しい光沢が誕生しました。1993年にLVMH（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）グループに加わり、靴以外にもバッグやアクセサリーのラインを拡大。ラグジュアリーファッションの一角としての地位を確立しました。
ベルルッティの最大の特徴であるパティーヌは、職人の手によって一足一足染色され、深みのある独特の色合いと透明感が生まれます。この技術によって、他にはない唯一無二の個性を持つ靴が完成します。また、ベルルッティの靴には、耐久性と柔軟性に優れた「ヴェネツィアレザー」が使用されています。このレザーは履くほどに柔らかく足に馴染み、美しいエイジングが楽しめます。レザーを焼きながら文字を彫り込んでいく技法を用いたカリグラフィも人気があります。また、顧客の足に合わせて仕立てるビスポークも提供されており、フィッティングやデザインなど、細かな要望にも応えられるのが魅力です。