ラストラボで使わせていただいてるシューツリー「BRIGA」の紹介です。
BRIGAはコロニルやPedag等のシューケア用品の輸入代理を行っているエス・アイザック商会のオリジナルシューツリーです。
様々なシューツリーを見てきた会社が本気で作ってるので、本気も本気のシューツリーです。
・甲の部分を面でしっかり持ち上げる
・横に伸ばすのではなく縦に伸ばし、靴を美しく魅せる
といった特徴があるように感じます。
ジョンロブの7000ラストを参考に作られているということで、ジョンロブ7000ラストで比較してみます。
画像左がジョンロブ純正木型で、右がBRIGAです。
ジョンロブに比べて甲の部分がかなり短いです。
前から見てもジョンロブの方が甲が高さが出そうです。
面で持ち上げてくれそうなフォルムというのは、この写真から伝わるかと思います。
さてさて、実際にシティ2に入れてみるとどうなるか…
左が純正、右がBRIGAです。
甲骨に沿ったラインをしっかり持ち上げるフォルムなのでしっかりと立ち上がり、シワの入る部分もふっくらと持ち上がっています。
あんなに短く頼りなさそうだったBRIGAの方がしっかり甲が立っているのは不思議な感じがしますね。
中を見てみてもしっかりフィットしています。
ちなみによくあるノーブランドのシューツリーと比較してみると、、
画像左がノーブランドで、右がBRIGAです。一目瞭然ですね。
そして個人的に推しなのは、こちらのローファー用のシューツリーです。
ありそうでなかったローファー用のシューツリー。純正ツリーでも紐靴ベースで作られてることが多いので、
ローファーに純正ツリーを入れても“ジャストフィットしてない感”ってどのブランドでもあったと思います。
今回もジョンロブで比較してみます。
さっきのツリーよりもさらに頼りなさそうな雰囲気…
実際に入れてみます。
左がBRIGA、右が純正です。
左のBRIGAの方が高さ、張り感ともにしっかりと出せています。
触ってみても純正は外側部分が少し空間ができてしまってます。
オールデンでも比べてみましょう。
左がBRIGA、右が純正です。
シワの伸び、高さ、見た目の美しさともにBRIGAに軍配が上がったと思います。
↑BRIGA ↓純正
いかがだったでしょう?
頼りなさそうって言ってごめんなさいってぐらい、しっかりとフィットしてました。
エス・アイザック商会がいろんなシューツリーを見て、研究を重ね、シューツリーにおいて抑えるべきポイントをしっかり押さえた結果、最小限のサイズでしっかりとした性能のBRIGAが誕生したというわけですね。
靴のブランドの純正シューツリーを入れる気持ちよさはもちろんありますし、シューツリーのフィット感の好みもあります。
新品で買う際は一緒に純正ツリーも購入することができるので、それはそれがいいと思います。
ただ、当店で購入される場合は純正ツリーがないこともしばしばあるので、そういった靴に入れるツリーとしてはすごくオススメです。
そもそもシューツリーを入れる理由としては、
①湿気を取る
②形を整える
なのでプラスチックツリーは湿気を取ってくれないのでオススメはできません。新聞紙詰める方がまだましだと思います。
ツリーを入れる入れないで靴の寿命は大きく変わるので、数万円の靴のシューツリーは変にケチるべきではないですね。
(所有者の多いウエストン180)
あと、それなりの値段のスプリットタイプのツリーは確かにあれはあれでいいんですけど、
横向きに常時テンションがかかっているので横幅が伸びたり、横に伸びることで甲が低くなって履いた時の甲へのあたりがきつくなることもありますよね。
あとクリーム塗ってる時にスプリットの隙間でボコってなったり(笑)
その点、スプリットタイプではないBRIGAはデメリットのない作りになっていると思います。
BRIGA シューツリー
紐靴用、ローファー用の2タイプ
S(24.5~25.0)、M(25.5~26.0)、L(26.5~27.5)
¥6,800+tax
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半年程前ですがインタビューを掲載していただきました。
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現在店頭在庫僅少ですが、取り寄せも可能ですのでお気軽にご相談ください。