木型とデザインに一目惚れしたFilshoesのサイドエラストレートチップのオーダー会を行います。
今回は特別プライスでやっていただけることになりました。
最近クロムエクセルが気になっていたので、私物はクロムエクセルでオーダーしました。クロムエクセルだし気に入ってるしってことで雨の日もガンガン履いちゃってるので、私物のソールが汚いのはご容赦ください。。
Filshoes パターンオーダー
日時:7月11日,12日 13〜18時
モデル:サイドエラストレートチップ
プライス:¥78,000+tax〜
※前金で総額の半分いただきますが、厳しい場合はご相談ください。
納期:2カ月
ベース仕様
・採寸有りのパターンオーダー
・マッケイ製法
・ヒドゥンチャネル
・シームレスヒール
・クロムエクセル、スーパーバック、ヤヌスカーフのいずれか
※クロムエクセルに関してですが、クロムエクセルはシワが深く入りやすいので、それが嫌な方はシワが入りにくくなる加工を無料で施せます。
オプション仕様
・九部仕立て(20,000円)
・アノネイカーフ(12,000円)
・肉盛りやセミオーダーレベルでのサイズ調整(20,000円)
・ヒールの高さ〜5mmまで(0円)
・純正シューツリー(8,000円)
・コバ幅の調整(0円)
・ダイナイトソール(5,000円)、ビブラムラバーソール(1,000円)
その他変更したい仕様があればご相談ください。
マッケイ製法ってなぜか悪いイメージというか、高級靴=グッドイヤーだったり、「マッケイ製法はオールソールできない」っていう情報が結構ありますが、それは間違いです。
マッケイ製法もしっかりオールソール可能です!安価な靴ブランドや、中途半端な情報のせいでマッケイ製法のイメージがすごく悪いのは残念に思います。作り手側としてはグッドイヤーは大量生産に向いてるらしく、大きな工場で大量に作って大量に売るようなブランドとしてはグッドイヤー至上主義はやりやすいんだとか。
マッケイ製法はグッドイヤーよりも返りが良いので履きやすいのは間違い無く、グッドイヤーでは不可能なコバの攻め方もできるのでかなりドレッシーな仕上がりにすることも可能です。
そして、Filshoesでは九部仕立て用(ハンドソーン用)の中底を使っているので、イメージの悪いマッケイとは一線を画す作りと言えます。
このストレートチップにサイドエラのついたモデルってどうしてこんなにも存在しないんですかね?
サイドエラというと紐なしタイプか、レイジーマンのようなイミテーションの飾り紐のタイプが殆どです。
消費者として欲しいのは、一見ストレートチップだけどサイドエラだから脱ぎ履き楽ですっていうポイントだと思うんですがね…。
冬場の靴の脱ぎ履きってコートとかで着込んでるので、特に面倒じゃないですか?
革靴好きあるあるで、座敷の居酒屋で入店も退店も一人だけ出遅れるのありますよね(笑)
営業職や不動産のお仕事の方は1日に何回も脱ぎ履きするので、カカト踏み潰したり、紐ゆるゆるで履いてたり、靴好きなのにそんな履き方をしなきゃいけない苦労があるようで…。
そういった方にはすごくおすすめなモデルじゃないかと思います。
Vintageシューズのようなヒールの高いクラシックなデザインに憧れていたので、私物をオーダーした際にヒールを通常から5mm高く積んでもらいました。
シームレスヒールでこのヒールの高さはかなりエロくないですか?!土踏まずの曲線も相まって、佇まいにエロスを感じまくってます。
ヒールを高くすることでクラシックな雰囲気を感じる方もいれば、すごくモードな雰囲気を感じる方もいると思います。私のようにファッションの1つとして革靴を楽しむ人にとっても、サイドエラによる脱ぎ履きのラクさと、
ヒールを積み上げることで足元の雰囲気をグッとあげられるデザインになったと思います。
私の印象としては、サン・ク◯スピンのような上品さを持った靴です。
マッケイ製法なので、グッドイヤーでは不可能なボールジョイント付近はコバを出し、土踏まず付近のコバはグッと攻め込んだハンドソーンのビスポークのようなデザインも可能です。
本来、ヒドゥンやサイドエラはオプション料金が必要なのですが、今回特別にベース料金に組み込んでいただきました。
機能性・デザイン性ともに優れていて、様々な高級紳士靴を見てきた方からファッション視点で革靴を探してた方まで、幅広いジャンルに刺さるモデルかと思います。
安い買い物ではないですが、ぜひご検討いただけると嬉しいです。